strings_classicのブログ

弦楽器が好きなちょっとオタクな私のブログです

待降節 12月2日からですぅ~

ボナペティート!

 

 いや~クリスマスといえば、美味しい季節ですよね~ゴクッ(唾を飲み込んだ音)もう食べる気満々。ていうかお腹すいた~。

 

 ケーキを何回食べられるか、楽しみな季節です。私はカトリックの信徒なので、クリスマスの時期は、待降節と呼んでいます。今度の日曜日からですね。まぁ幼児洗礼なので、ほかのひとにとっての仏教と同じようなものですが、なんだか長たらしい洗礼名もありますし、まぁキリスト教信徒としても連帯感はあります。

 でも、カトリックにはバッハはいなかったんですよ。頼みのモーツァルトフリーメイソンだとか邪宗にはまってたし。ハイドンフリーメイソンに入会してますしね。教会にいくと原理主義的な人がいて、悪魔の話とかしてくれます。怖いです。フリーメイソンのバックには悪魔がいるんだぞぉ~とか聴かされています。脱線しました。

 クリスマスキャロルが楽しみだなぁ~今年は24日が祭日だから助かります。ごミサに父といくのはいやですけど。父の声でかいんですよ。バリトンなんですが、とにかく響くんです。太鼓みたいなお腹とでかい頭が共鳴体になっているようで、響くんですよ。パガニーニのキャノンのようだろって、わかんないこといいます。

 まぁいいかなぁ。父がクリスマスが来ると必ず飽きもせず聴いて泣いているのがこのCDです。美しい声なんですよ。 声質はリリック・コロラトゥーラだそうですよ。

きよしこの夜

きよしこの夜

 

  ここで クイズです。キリストが生まれたとき、一番先に救い主が生まれたことが伝えられるのは、誰でしょうか。

 

 それは荒れ野で野宿している羊飼い達なんですよ。当時の羊飼いは最下層の人々でした。ゴスペル、つまり福音、よい知らせは、そういう人たちに最初にもたらされたのです。子供の頃、宣教師の外人の神父様がたどたどしい日本語で説教してくれた話、覚えてます。開口一番、クリスマスおめでとうございます。イエス様は今日お生まれになりました。皆様もしっているように、イエス様は、宿もなく、馬小屋の中でお生まれになりました。どこに寝かされていましたか。そう飼葉桶です。餌の箱ですね。神の子であり王であるキリストは、母の助けがないと死んでしまうような、弱いものとして、ベッドもない貧しいものとしてお生まれになりました。ここに神の神秘があります。イエス様はあなたの助けを必要としています。あなたの腕の中に託されたのです。あなたの心の中に飼葉桶は用意されていますか。救い主は今あなたの腕の中に生まれました。この奇跡に、思いを巡らせましょう。だいたいそんな内容でした。流暢でないから、必死だから伝わるんですね。心にビンビンと伝わります。

 

 ルカによる福音

彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。

その地方で羊飼い達が野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。

すると主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。

天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなた方へのしるしである。」

すると突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。

「いと高きところには栄光、神にあれ

地には平和、御心に適う人にあれ。」

 

 突然、星空一杯に天使の大軍が輝く光の鎧に身を包んで現れるわけで、そして賛美の歌を歌うんですよ。聖書では言ったになっていますが、大勢で声を合わせるなら歌じゃないと難しいですよね。まぁ羊飼い達はビビるでしょう。

 

 これってごミサで歌われるグロリアの歌詞なんですね。聖書から取られた歌詞です。

グロリア イン エクセルシス デオ 天のいと高きところには神に栄光

エト イン テラ パックス オムニブス ボネ ヴォルンタティス

地には善意の人に平和あれ。

 

なんか天使のラッパとか、パイプオルガンとか荘厳な感じで演奏されるんでしょうね。

 

 メシアンというフランスの作曲家の曲に、「主の降誕」 神はわれらのうちに というのがあります。出だしがまるでドラクエの戦闘BGMなんですよ。クリスマスな感じじゃないです。現代音楽ですからね。でも羊飼いが非常に恐れているので、実際はメシアンの曲みたいだったかもしれませんよ。

 

トッカータとフーガ オルガン・イリュージョン

トッカータとフーガ オルガン・イリュージョン

  

 むかし、読んだ小説で、日本の高校でパイプオルガン部があるところで、少年がメシアンに取り組むという話。思い出しました。本どこにいったかなぁ・・・また読み返してみたいです。キリスト教がテーマでもなんでもないんですけど。 これってどうやら青山学院がモデルとか聴いたことがありますが、果たしてどうだったか。アマゾンで中古1円がありますよ。本を探すより買ったほうがいいかなぁ。

聖夜 ― School and Music

聖夜 ― School and Music

 

 

  それよりも、メシアンですが、自作自演盤があるらしいんですよね。聴いてみたいものです。

  脱線しましたが、うちはクリスマスになると、飾りつけをします。ツリーは飾らないですけど、プレゼピオを飾ります。こういうやつです。写真は馬小屋付の立派なやつです。うちのは父の手作り馬小屋です。 

 皆さんは、クリスマスになると聴く音楽とか、習慣とかありますかぁ?

 父は、リヒター原理主義者なので、クリスマスオラトリオだとこれですね。うちにこのLPあります。アルヒーフレーベルなんですね。12月はよく聴いているようです。

バッハ:クリスマス・オラトリオ

バッハ:クリスマス・オラトリオ

 

  うちは、最近はこれ聴いてます。素敵ですよ。

 日本が世界に誇るバッハコレギウムジャパンクリスマスアルバムです。

鈴木優人さん、素敵ですよね。名前がもうそうですけど、優しい人って雰囲気。お父さんが凄い人です。お父さんから直接チェンバロとか教わったりしたのでしょうか。音楽家にとって理想的な環境で育ったでしょう。呼吸するように音楽を吸って育ったのだから、羨ましいです。私は父がところかまわず放つおならを吸って育ちました。キタネー(;^ω^)ノではでは~