strings_classicのブログ

弦楽器が好きなちょっとオタクな私のブログです

発表会用 かっこいい曲

こんにちはぁ~

 

発表会というと、うちら姉妹の黒歴史がぁ~

 

 とにかく魔の発表会ばかりでしたね・・・頭が真っ白になって止まって弾けなくなるとか、上り症だった姉は特にいやな思い出ばかりだったのではないでしょうか。

 

 まぁうちもコンクールでは真っ青、真っ白、真っ赤 もう顔面トリコロールでしたよ。いまだにそうなんですけどね。緊張すると体が硬くなるので、なおさら下手になるんです。

 

 小学生3年生ぐらいで、よく弾けてる生徒さんは、発表会のときに、メソードの教本外の曲を選択しました。大抵コンクールに出るような生徒さんです。ヴィエニヤフスキのスケルツォタランテラ、クライスラーのプレリュードとアレグロなどです。あとはべリオのバレエの情景とか。技術的にも高いので格好いいですよ。

 

 さて、これらのお手本CDですが、以前にも、みどりさんが好きっていいましたが、クライスラーのプレリュードとアレグロになると、川畠成道さんが私的に急上昇してきます。みどりさんの演奏って、私が習ったオーソドックスな演奏に近いです。正統派です。川畠さんのは、テンポも速く、個性的で、なんかこう新しい地平線をみせてくれるような演奏なんです・・・こういう表現もありだよなぁって。川畠さんは、ご存じのように目が見えません。でも英国王立音楽院で首席で卒業しました。すごいです。

 

 マリア・テレジア・フォン・パラディスという盲目の作曲家がいましたが、彼女のシチリア―ノ(舞曲の一種でシチリア起源)という曲は美しいです。当時、盲目だと家族から捨てられ、乞食としてしか生きる道がなかったそうです。名前からもわかるのですが彼女は貴族の娘だったので、作曲家として生きることができたのですね。オーストリアの人です。

 

 辻井伸行さんというピアニストも有名ですよね。父は、辻井さんのデビューCDをショップの視聴コーナーで聴いて、ヘッドフォーンをつけたままボロボロ泣いて涙が止まらなくなって周囲から変な人に見られたことがあると告白してます。その日のうちに買ってきてました。 家族全員に進めましたが、だれも聴かなかったことを思い出しました。かわいそうなお父さん。ごめんなさい。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

 

 父は訳あってアンチ・カラヤンなんですが、ワイゼンベルクも辻井君の演奏にくらべたらな大したことないな・・なんて申しておりましたよ・・・心のこもり方が格段に違うそうです。父の言うとおりだかどうか聴き比べてみてくださいね。

 

 ファンの人申し訳ありません。父はこのアルバム持っていましたから、こっそり何度も聴いて愛聴盤にしてたようですけどね。佐渡さんもカラヤン派でしょうから、どう感じているのか聴いてみたいものです。佐渡さんも凄いですよね・・・

 

 父も視聴コーナーで予備知識なく、たまたま聴こうとしたたCDの次の曲だったようで、ザッピングして気づいたら嵌ってしまったそうですよ。

 

 さて、脱線ちゃん、 戻りますよ~

 

 敬愛する、みどりさんのアルバムで、アンコールというのがあります。ステージで最後のアンコール曲としてとりあげる曲なんでしょうか。 マクドナルドさんという、カーネギーホールのコンサートアルバムの伴奏者です。うまいですね。伴奏というのは、芸術です。出すぎず、引かず、そっと導き、もうアートの世界ですよ。ところで、マックのポテト好きです! このMcという接頭辞、ゲール語で、ほにゃららの息子という意味なんだそうですよ。つまりドナルドの息子。アイルランドスコットランドなどによくみられる苗字です。ゲール語というのは、主にウェールズなどで話されているケルト語です。イギリスに行かれたかたなら、英語じゃない道路標識などをご覧になったことがあるかもしれませんね。私はいったことがないので・・・姉はイングランドに中学生のとき短期留学してたのですが、よく覚えていないようです。そんな姉が愛おしいです。

 これは、発表会で練習している人にとっては、よいお手本CDになること請け合いです。正統派ですよ。 とくにパガニーニの名曲、カンタービレが入っています。メロディーメーカーとしての才能がわかる曲です。エルンスト君負けてるかもよ。頑張れエルンストって死んでるんですけどね。

 

愛の悲しみ

愛の悲しみ

 

  これの3曲目がクライスラーのプレリュードとアレグロです。みどりさんと比べて聴いてみてください。骨太で、テンポが速くて、個性的な演奏が楽しめます。

 

 イダ・ヘンデルさんのCDにも入ってます。 

ヴァイオリン小品集

ヴァイオリン小品集

 

  アレグロ部分が遅くて、成道さんのあとに聴くと間延びした感がありますが、ヴィエニアウスキのスケルツォタランテラとかは、超絶技巧が堪能できますよ。うまいんですよね。ヘンデルさん。さすがです。ヴァイオリン小品集ってたくさんのヴィルトォーゾが出しているので、集めるのも楽しいかもですね。うーん、3大ほにゃららにできそう。メモメモぉ~

 しかし、なつい曲ばかりです。今弾いても課題を見つけてしまうぐらい難しい曲ですが、抱きしめたい愛おしい曲たちです。音楽ってつらいけどサイコーです・・・ 

 

 今、発表会に出るのなら何弾こうかな・・・ラヴェルのツィガーヌかな・・・弾けたらかっこいいなぁ・・・妄想中~