クリスマス・キャロル
また、この季節がやってきましたね。
琴線ていう言葉があります。琴線に触れるという言い方をしますよね。琴線は読んで字のごとく琴の糸です。心の奥に、共鳴しやすい心の糸が張ってあって、そこに触れらると、感情が共感し心が動かされるといったようなものでしょうか。
さしずめ私なら、ヴァイオリンの線が張ってあるんでしょうね。そうだといいのだけど、横綱みたいな綱だったりして・・・
クリスマスの歌って、いい歌が多くて、まさにこの琴線に触れる曲が多いです。以前にもお話ししましたが、やはり、合唱って純正律だから、響きが美しいですよね~
今年のクリスマスのお勧めは、これです。買いましたよ。スウェーデン盤なんですね。外国盤の外側に日本語の紙をいれてビニールの袋にいれているのですが、これがあとで困るんですよ。CDよりでかいから、保管に困るんです。ナクソスもそういう装丁にすることが多いですが、あれもいつも困ってます。すこしはオタクの気持ちも分かってほしいなぁ・・・CD会社の人!収納のことも考えてね~(*^。^*)
きよしこの夜 / BCJのクリスマス (Verbum Caro Factum Est A Christmas Greeting) [SACD] [Import] [日本語帯・解説付]
- アーティスト: バッハ・コレギウム・ジャパン,鈴木雅明,鈴木優人
- 出版社/メーカー: BIS / King International
- 発売日: 2018/10/16
- メディア: CD
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曲順もよく考えて組み立てられているようで、このあたりは、若頭の鈴木優人さんのお考えでしょうか。1曲めからソプラノソロ無伴奏でガツーンとやられちゃいますよ。
きれいな声の人、神様に祝福されている声の人ですね~この声で Virugine Maria
という甘美な名前を歌っていただけると幸せに気分になります。
1曲目の「ことばは肉となった」って、神学的にはロゴスの受肉といいます。詳しくない人は、ヨハネ福音書を読んでくださいな。かつてルターは、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書のうち、ヨハネを高く評価していたそうですが、まぁ、神学的なことはよくわからないです。
この内容の歌詞から始まるのは、バッハがルターの応援をしていたからのチョイスなのか、何らかの理由があるのでしょうか。歌詞の対訳は載っていませんが、英語訳は載ってます。言葉は処女マリアによって肉体となったと、言葉が肉体となるために、マリア様の関与(というよりは主役級ですね)がうたわれています。これが秘跡ですし、ここに信仰の神秘の一つがあるのですね。といいつつ、わかっとらんばい。
解説は、バッハ研究で有名な音楽史学者の加藤拓未先生です。ああ、来週音楽史テストなのに、ノートが見つからない・・・( ゚Д゚)・・・気を取り直して、あとで探そう。
合唱のハーモニーも きれいですよ~ マストバイです。
クリスマスキャロルの名曲が沢山あります。中にはメンデルスゾーンの作曲もあります。今年のクリスマスミサは祭日だから、出席できるかもしれません。祭日でも大学の授業がある場合があるので、気が抜けませんけど。
うちの教会のキャロルは、蝋燭を灯して歌います。カトリックでは讃美歌ではなくて聖歌っていうんですよ。蝋燭をみていると暖かい気持ちになってきますよね。
子供の頃に頂いた童話集に、ディケンズのクリスマス・キャロルがはいっていて、何回も読み返したことを覚えています。クリスマスが近づくと、必ず読み返しているので、もう何回読んだことやら。クリスマスは家族で一緒にいるって昔からの習慣なので、デートとかしたことないです。ていうか、年齢イコール彼氏いない歴なので、そのチャンスがないのですけどね・・・リア充、爆発しろって心の叫び、禿同ですよ。古っ
死語になりましたねw
まぁ彼氏いても、教会と家族が優先なのに変わりはありません。 こっちの記事も読んでくださいね。
strings-classic.hatenablog.com
待降節特集、第2弾はいかがでしたか?第3弾も計画中ですので、楽しみにしてくださいね。次回はカトリック聖歌集の楽譜とラテン語のオンパレードで行きたいと思っております。クリスマスになるとみんな優しい気持ちになるって、これも奇跡ですよね。十字架は、2000年前は恐ろしい死刑の道具でした。今はどうですか。救いのシンボルになりましたよね。これも奇跡ではないでしょうか。
皆さんの上に神の祝福がありますように。アーメン