strings_classicのブログ

弦楽器が好きなちょっとオタクな私のブログです

クリスマス・キャロル

 また、この季節がやってきましたね。

 

 琴線ていう言葉があります。琴線に触れるという言い方をしますよね。琴線は読んで字のごとく琴の糸です。心の奥に、共鳴しやすい心の糸が張ってあって、そこに触れらると、感情が共感し心が動かされるといったようなものでしょうか。

 さしずめ私なら、ヴァイオリンの線が張ってあるんでしょうね。そうだといいのだけど、横綱みたいな綱だったりして・・・

 

 クリスマスの歌って、いい歌が多くて、まさにこの琴線に触れる曲が多いです。以前にもお話ししましたが、やはり、合唱って純正律だから、響きが美しいですよね~

 

 今年のクリスマスのお勧めは、これです。買いましたよ。スウェーデン盤なんですね。外国盤の外側に日本語の紙をいれてビニールの袋にいれているのですが、これがあとで困るんですよ。CDよりでかいから、保管に困るんです。ナクソスもそういう装丁にすることが多いですが、あれもいつも困ってます。すこしはオタクの気持ちも分かってほしいなぁ・・・CD会社の人!収納のことも考えてね~(*^。^*)

 

 曲順もよく考えて組み立てられているようで、このあたりは、若頭の鈴木優人さんのお考えでしょうか。1曲めからソプラノソロ無伴奏でガツーンとやられちゃいますよ。

 きれいな声の人、神様に祝福されている声の人ですね~この声で Virugine Maria

という甘美な名前を歌っていただけると幸せに気分になります。

 1曲目の「ことばは肉となった」って、神学的にはロゴスの受肉といいます。詳しくない人は、ヨハネ福音書を読んでくださいな。かつてルターは、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ福音書のうち、ヨハネを高く評価していたそうですが、まぁ、神学的なことはよくわからないです。

 この内容の歌詞から始まるのは、バッハがルターの応援をしていたからのチョイスなのか、何らかの理由があるのでしょうか。歌詞の対訳は載っていませんが、英語訳は載ってます。言葉は処女マリアによって肉体となったと、言葉が肉体となるために、マリア様の関与(というよりは主役級ですね)がうたわれています。これが秘跡ですし、ここに信仰の神秘の一つがあるのですね。といいつつ、わかっとらんばい。

 解説は、バッハ研究で有名な音楽史学者の加藤拓未先生です。ああ、来週音楽史テストなのに、ノートが見つからない・・・( ゚Д゚)・・・気を取り直して、あとで探そう。

 合唱のハーモニーも きれいですよ~ マストバイです。

 

 クリスマスキャロルの名曲が沢山あります。中にはメンデルスゾーンの作曲もあります。今年のクリスマスミサは祭日だから、出席できるかもしれません。祭日でも大学の授業がある場合があるので、気が抜けませんけど。

 

 うちの教会のキャロルは、蝋燭を灯して歌います。カトリックでは讃美歌ではなくて聖歌っていうんですよ。蝋燭をみていると暖かい気持ちになってきますよね。

 

 子供の頃に頂いた童話集に、ディケンズクリスマス・キャロルがはいっていて、何回も読み返したことを覚えています。クリスマスが近づくと、必ず読み返しているので、もう何回読んだことやら。クリスマスは家族で一緒にいるって昔からの習慣なので、デートとかしたことないです。ていうか、年齢イコール彼氏いない歴なので、そのチャンスがないのですけどね・・・リア充、爆発しろって心の叫び、禿同ですよ。古っ

死語になりましたねw

 まぁ彼氏いても、教会と家族が優先なのに変わりはありません。 こっちの記事も読んでくださいね。

 

strings-classic.hatenablog.com

 

 待降節特集、第2弾はいかがでしたか?第3弾も計画中ですので、楽しみにしてくださいね。次回はカトリック聖歌集の楽譜とラテン語のオンパレードで行きたいと思っております。クリスマスになるとみんな優しい気持ちになるって、これも奇跡ですよね。十字架は、2000年前は恐ろしい死刑の道具でした。今はどうですか。救いのシンボルになりましたよね。これも奇跡ではないでしょうか。

 

 皆さんの上に神の祝福がありますように。アーメン