ペルゴレージ
こんにちはぁ~
ペルゴレージについては、以前ブログで取り上げましたね。
つい最近まで、ニーナの作曲者がペルゴレージって
知ってたけど意識していませんでした・・・
strings-classic.hatenablog.com
たぶん学校で沢山やったイタリア歌曲の一曲だったからなんでしょうね。
ペルゴレージは、26歳で死んでしまいます。
死ぬ前に作曲した、スタバトマーテルが傑作です。
お勧めは古い録音ですが、アルヒーフのこれです。
スタバトマーテルは、歌い出しの歌詞がそのままタイトルになっています。
ラテン語の祈りで、13世紀ごろの成立なので、沢山の同名異曲があるわけです。
あと、スタバトマーテルのあと、この曲はドロローサと続きますが、
スペシオーサと続く曲もあります。別の場面の曲です。
ドロローサは、悲しみの母(マーテル)が、立っている(スタバト)という意味です。
ペルゴレージのスタバトマーテルドロローサと言うと、一番伝わりやすいでしょうね。
十字架の道行きというものがあります。十字架に架けられ復活するまでの
場面を15にわけ、黙想して、祈るという信心業です。
教会によっては、お御堂の壁に各場面のレリーフが架けられていることが
あります。バチカンにいくと、サンピエトロ広場がありますが、そこの
周囲の柱が沢山並んでいる壁にそのレリーフが掛けられていますよ。
悲しみの聖母は、その一つの13留(15あるそれぞれに、留まって黙想して祈るから
留を使います)
さて、ペルゴレージといえば、私にとっては、まだ、小さい頃に発表会で演奏したことがあるヴァイオリンソナタがあります。
ソナタの第2楽章が哀しくて最高です。変な表現ですみません。
この頃のソナタは、3楽章でできていて、長調ー短調ー長調という構成が
普通ですよね。
ペルゴレージは早逝しましたが、もっと生きることができたなら、
ものすごい巨匠になっていたかもしれませんね。才能を感じます。
天災モーツァルトも早逝しましたが、明らかに晩年の作品は、
巨匠オーラというか、大作曲家らしくなってきていました。
シューベルトも早逝したし・・・残念としか言えないですね。
生きていたら、もっとすごい歌曲集とか出来たかもしれない・・・
現在の私達には想像もできませんが、つい最近まで、人は沢山死んでいて、
死がいつもそばにあったんですよね。
メメントモリ(死を覚えましょう)がある修道会の挨拶だったわけですけど、
死はいつも隣にいたのだから、ニュアンスは違うでしょうね。
もっと切実で、いつ死んでもおかしくない状態です。
さて、ジャニーヌ・アンドラードのこのCDアルバム、本当にお勧めですよ。
ではでは