strings_classicのブログ

弦楽器が好きなちょっとオタクな私のブログです

フルムーンを探して

ぼん そわー

 

フルムーンって、満月って書くんですよ。ピーンとくる人は同じ世代の人ですよね。りぼんに連載されている時に、そのままアニメにまでなった作品です。私は当時「ちゃお」を読んでたので、リアルタイムでは漫画のほうは知らないんです。

 

好きで見てました。余命1年と死神から宣告された、喉の病気で大きな声で唄えない12歳の主人公が、死神の力で16歳になり、唄えるようになって、デビューしちゃうというお話です。かなり入れ込んでお姉ちゃんと一緒に見てました。英知君が好きなんだけど、英知君はすでに死んでて、霊魂として主人公の傍にいるという話なんで、もう、なんなのって感じです。その死神のタクトというのが、声をやっていたのが、なんと交通事故で亡くなった桜塚やっくんでした。あとで知ったんですけどね。

 

このお話だけで、すでに不幸オーラすごいでしょ?でも、最後はハッピーエンドだったはず。小さかったのであまり記憶が・・・。ちょうどママが毎週みてた東京みゅうみゅうが終わった次の番組だったと思います。東京みゅうみゅうのほうは、ほとんど記憶がないです。今、Wikiったら、2004年ごろのようですね。

 

歌えないというのは、自分にとってはすごく重要なことで、うまく歌えないことや、声量がないことが、ずっとコンプレックスになっています。時々歌で悩むことがあると、このアニメを思い出します。声楽の人がうらやましいです。生まれついて持つ恵まれた能力を磨いて磨いて、歌をコントロールする瞬間の歓びを体感できるわけですもの。もちろん練習しないとだめだけど、練習しすぎて喉を傷めてもだめですけど。なんていうのか、楽器を挟まない分だけ、心と音楽が一体化しているというのが、すごくうらやましい。自信をもって歌えるっていうだけで、うらやましいです。

 

ヴァイオリンでいえば、音色ですよね。そのあとでテクニックがついてくるというか。美しい声はそれだけで人を幸せにします。うちの場合、ヴィブラートがどうしても上手くかけることができなくて悩みました。音高の入試でも、新曲視唱で、悲しくなりましたし・・・もちろん、新曲視唱は、音程の正しさとか正しく楽譜が読めているとかが第一なんですけど。自分の前の人が声楽専攻の人だと、悲しくなります。そのあとに歌うのだから。歌は人の心を一番掴むことができますし。歌がうまいほうが印象がいいですよね。

 

せめて、のど飴でもなめて、声だけはベストコンディションで臨むしかないわけですよ!はい! (得意なこじつけ展開だほ)

 

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音大とコラボした飴ちゃん

あんまり美味しくないんですけど(ひどいこというなぁ)、見つけたら買ってます。舐めて朝起きたら、私の声がキャサリーン・バトルみたいになってますように。

(バトルは父が愛してるソプラノ歌手です。クリスマスになると、毎年聴いて泣いてます。声量は大きくないのですが、美しい声で、心に沁みますよ。ドイツ歌曲が似合うんですよね。父もその母(おばあちゃん)も、ドイツ歌曲もやってたんですよ)

 

この飴ってアマゾンでも買えるのかな。あ、あるある。

 

カンロ ボイスケアのど飴 70g×6袋

カンロ ボイスケアのど飴 70g×6袋

 

 

なんか声楽のお教室だとか、コーラスの団体だとかが買うんでしょうか。いきなり6袋セットなんですね。

 

夜の女王が歌えるレヴェルなんて絶対無理ですけど、すこしは美しい声になりたいですね。

 

ボン ニュイ また明日ぁ~