わしじゃよ、るーちゃんじゃよ。そうルートヴィヒじゃ。
あ、あ、あ、聴こえるかの? わしじゃよ~ おひさぁ~
天国から声をお主にかけてるんじゃよ・・・この前、わしの顔を紹介してくれなかったから、肖像画を送っておいたぞよ。
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イケメンなわしの若いころの顔どうじゃ?
これは以前にご紹介した、私の宝物の1冊、これです。これを写しましたぁ。
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ルーちゃんって、柔和な顔ですよね。この人は、辺境伯とはいっても、選侯帝ではないので、権力を握ってる感がないですね。当時、選候帝の息子なら、辺境伯と名乗れるので、ブランデンブルク辺境伯って同時に何名かいたわけです。しかも後妻の末子だったそうですから、こういう表情って、わかるかも。人よさそうですね。
そうじゃ、そうじゃ~(ルーちゃん)
バッハの伝記は何冊か読んだことがあります。
ファースト伝記は、フィーリップ・シュピッタという人が書いたんですね。しかもこの人が失われた楽譜を発見し、ブランデンブルク協奏曲という名前を付けたんだとか。
なんだか、興味が湧いてきましたよ。ネタになりそう。こういう時はとっておいてネタは薄めてながーく使いまわすということでw
ブランデンブルク協奏曲って、全6曲ありますよね。で、そのうちの3番と6番が弦楽合奏なんですね。まぁチェンバロも入りますけど。チェンバロは調性に合わせて調弦しますから、純正サウンドなんでしょう・・・
弦楽合奏って弦楽器奏者にとっては至福の時なんですよ。そうでない人もいるかもですけどね。音が溶けあう感じの純正律の響きが気持ちいいんですよ。前にもいいましたが、合奏の伴奏を弦楽合奏ですると、和音がねっとりする感じというか、もう、天国です。モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスを合唱とやってから病みつきになりそうです。でも、機会が少ないんですよね。
そうそう、なにが好きって、この曲って、聖体賛美式用の曲なんです。
聖体賛美式ってカトリックの儀式なんです。ご聖体を神父様が掲げ、皆で賛美する儀式なんですよ。ごミサとは違います。1264年に儀式として制定されたのですが、残念ながら、現在日本ではあまり行われない儀式です。ベネディクションって呼ばれてます。以前もご紹介しましたが、私の愛聴盤はこれです。古楽系の人達によるものです。
- アーティスト: ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト,ウィリアム・クリスティ,レザール・フロリサン,アンナ・マリア・パンザレッラ,ナタリー・シュトゥッツマン,クリストフ・プレガルディエン,ネイサン・バーグ,モニカ・ハジェット
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2011/08/17
- メディア: CD
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脱線しましたが、ブランデンブルク協奏曲の弦楽曲、弦楽だけっていうのも響きがいいですよ。そういう感覚で改めて聴いてみてはいかがでしょうか。
結構速く弾かれることが多いので、楽団の違いを楽しむのも面白いです。3番の3楽章のスピード感、気持ちいいですよね~。フレーズをフーガ的に受け渡していく感じで、イムジチはきれいだけど、遅くてつまらないかもしれませんね。チェンバロがくさびを打ち込むようにリズムを刻んで、その和音の上を流れるように弾いていく。弦楽合奏団に所属していたころにやりましたけど、この気持ちよさ、またやりたいなぁ。
あと、3番の2楽章って、CDによって全く違うので、面白いです。曲の長さから違います。コープマンのが長いです。もしかして、これって即興演奏? 学者さん教えてほしいです。ラインハルトのは、短いヴァイオリンソロついてます。
卒業後の進路とか迷ってますけど、古楽に進もうかなぁ。やはりオランダですよね。お金ないけどw
6番も3楽章も好きです。すごくバッハっぽいですよ。
ブランデンブルクって、管もいいですよね~。オーボエが格好いいのもあるし、リコーダーの名曲もあるし、ホルンの響きもうまい使い方です。ていうか、バッハの作曲技法の詰め合わせセットですから、そりゃそうですよね。ま、楽譜見つかってよかったですね。ルーちゃん。